20200314 <<前日 | 翌日>>

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今日の気分(本文)

部屋を春仕様にチェンジしていたのに、きょうは雨ふって、真冬の寒さらしい。。

東京五輪の雲行きもだいぶ怪しくなってきた。日本はよくても、世界中てんやわんやで。

「蘇(酥)」を作った。牛乳を煮詰めて、甘いバターみたいなのが出来た。これが奈良時代の「蘇」だったかどうか、確定はできない。令和の巣ごもり隊も、疑心暗鬼ながら「蘇」作りを楽しんでいる。

これが韓愈の詩にあった「酥」とは違う食べ物であることは、確かだと思う。韓愈の詩は、

天街小雨潤如酥  天街の小雨 潤ふこと酥の如し

雨に濡れた町をたとえているのだから、液体だったはずで。煮詰める途中、とろんとして、ミルキーを溶かしたような状態になった。これが当時の「酥」だったかも知れない。これを発酵させて「醍醐」ができるとすれば、「醍醐」は液体ならヨーグルト、固体ならチーズみたいなものだった鴨? 

しかしこの辺も全部、実態はどうだったのか、よく分からない。そもそも時代や地域によって、ぜんぜん違うものを同じ名前で呼んでいた可能性もある。(だから令和の「蘇」は甘いバターでよい)

「鐃」もそうなの。「どう」と読んだり「にょう」と読んだりするが、指している物体はかなり違う。3種類あって、古代の「どう」は銅鐸の原型で、柄の部分を下にして立てて、上部の鐘の部分を叩いて音を出した。戦争の時、太鼓を鳴らしていろいろ指揮をとるが、その太鼓をやめさせる(戦闘をやめる)合図に叩くのが、「鐃(どう)」だった。

ところが六朝時代に仏教が盛んになると、仏事で使う長細い鈴のようなものを「鐃(にょう)」と呼んだ。形状はだいぶ違うので、用途に似たところがあったのかも知れない。さらに時代が下ると、「鈸」とあわせて「鐃鈸」をシンバルのように鳴らす、というのだから、形はまったく異なるのだ。

これを私はあれこれ調べて、いま整理して書いたが、辞書や論文の記述はいったいどの時代の何を指しているやら、混乱の極みなのである~。だから私の論文のネタになるわけだが。

漢代までと六朝時代、統一王朝の時代と分裂の時代とで、文化的な背景がだいぶ変わったんだな~。琵琶とラクダのときと同じパターンなので、「鐃」の論文は道筋が早くついた、というわけ。

「蘇」を作りながら、そんなことを考えた。1時間もただただ牛乳を煮詰めるなんて、単調すぎて。途中のミルキー状態を見ながら、ミルキーはどうやって固めているの? 気になったので、スーパー開店したらミルキーの袋で原材料を確認したい。(← 今日の課題)

★旧暦2月20日 月齢19.5

コメント

nekonori-216 nekonori-216 2020/03/14 07:28

おはよう春ねえ♪
朝から気温がだんだん下がるんだって。

ymznjp ymznjp 2020/03/14 10:39

酥が指すものは確かに時代によって違うかもしれませんね。
今はもっぱらお菓子のことみたいだし、凤梨酥とか。

haruno haruno 2020/03/14 13:39

そうなんですよ。現代中国の「酥」は、サクサク、ほろほろ、した口当たりの食べ物ですよね。材料にバター使ってるのかな?

tak_si tak_si 2020/03/14 14:06

ほうほう。おいしくておもしろそう。

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