20111230(金) <<前日 | 翌日>>

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今日の気分(本文)

2週間ほど前、瀬戸内寂聴さんがNHKのドキュメンタリー番組に出ていた。
東北の被災地を訪れ、温かい言葉を現地の人に届けていらっしゃった。


法話集のCDを繰り返し聞くくらい寂聴さんのファンだ。
トーンの高いあの声とまんまるでぺしゃんこな人懐こいあの笑顔、
そして、あの深い深い優しさが大好きだ。

自由奔放に生き、大きな喜びも深い悲しみもしっかり刻印されただろう寂聴さん。
その体験からにじみ出てくる優しさが、ぼくは大好きだ。

それこそ得度するまでは、女として自由奔放に生きた人だけに、
寂聴さんを敬遠する人もいる。


うちの妻もどちらかというとその口だったけれど、
89歳のご高齢で、昨年から腰の骨を痛めてベッドに伏せっていたという寂聴さんが、東北の被災地の人たちのために自分なりにできることをしたいと小さくなった身体をしゃんとさせ、現地に出向いたその姿を素直に見ていた。


その日からしばらくして、寂聴さんが般若心経を解説したという本を読んだらしく、スマートフォンで、般若心経を音声で聞くまでにもなった、と昨日教えられた。

「色即是空 空即是色」

妻も、ものごとをとらえるあたらしい視座を一つつかんだのか。


苦しいこと、腹の立つこと、納得のいかないこと、
楽しいこと、悲しいこと、・・・

それもこれも、この「空」の知恵が心を軽くしてくれる。


その朝も、いつもなら、子供に対して、こらーっつと感情的な爆発をさせそうな時、
「ハンニャー、ハラミッターッ」とつぶやいていた妻。


今度から、夫婦喧嘩になりそうな時は、こちらから先に
ハンニャー、といってやろうと思う。あはは。

来年からは、ハンニャ、ハンニャ、ニャー、ニャーと
と猫語家族みたいな家になるのだろうか。


昨日の午後は、東京小平と福岡で在宅ホスピス医として活躍されているお二人の先生と作家の先生が鼎談されている様子をオブザーブさせて頂く機会を頂いた。

2次会では、いくつか質問させて頂く機会も得た。
とても貴重な経験となった。

ぼくら医療の素人が、どうしても知っておいた方がよい重要な医療情報も、ぼんやりしていると「イザ!」という時まで、知らないで過ごし、どんづまりになってあわてることになる。

僕らはもっと知らないといけない。
あなた任せの医療観では見えないものがある。

お二人の先生方の献身的な活動に支えられているそれぞれの町には、人が死んでいくという現実にも、温かい光が注がれている。
そんな町が、少しずつ増えていくのだろうか。

人が自然界の生き物で、限られた寿命を生きているという現実を常々思いだし、終末期の医療に関して、誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、自分たちで、自分たちの現実をしっかりみて、自分の答えを持つことがこれからはますます必要になってくるのだろうと、思った。

ハンニャー!

コメント

an-albatross an-albatross 2011/12/31 10:38

>ハンニャー!
はらへった…

じゃなかった、

はら痛!

じゃなかった、

腹見った!

これじゃ、dra先生だから、このへんでやめときます(^_^;)

はらみた!

anonymous dragokuu 2011/12/31 14:01

ぼくも瀬戸内寂聴さんのテレビ見ました。
頭が下がる思いがしました。
PS
ところで、A・スマナサーラさんによれば、
「色即是空」はいいけれど「空即是色」はおかしいとのこと。
それ以来ぼくは考え込んでいます。

olive88 olive88 2012/01/02 07:18

an-albatross さんへ
ダジャレは、会話の潤滑剤。
dra先生は、そんなにオヤジギャグを連発するのですか。
へぇー。

olive88 olive88 2012/01/02 07:21

dragokuu さんへ
気がつきませんでした。
「空即是色」のこと気がつきませんでした。
確かにそうですね。
もし、妻にそのことをいったら、きっとこういうでしょう。
「ハンニャー!」

anonymous dragokuu 2012/01/02 21:46

不肖dragokuuはダジャレは言いませんので、
ご承知おきくださいませ。
(ちょっと目を離すと、このようなところまで、来ているんですね!)

olive88 olive88 2012/01/03 06:58

dragokuuさんへ
あはははー。
an-albatrossさんは、偶然にも昔のてんぷら学生だったとは。
すごいお話です。

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