20190303 <<前日 | 翌日>>

起床時刻: 09時30分

今日の気分(本文)

昨日はお友達と日本橋の懐石料理でランチ。

まずはよもぎを練り込んだ胡麻豆腐の上に花の形にくりぬかれたゆり根がひとひら。その上には山葵。
次は刻んだ浅利のむき身をあわせた真薯に、筍、それにうるいだったか何か春らしい菜っ葉をあしらったお椀。お椀の蓋の裏側には内裏雛の絵柄が。
お刺身は鯛、シマアジ、しめ鯖。貝の形の器で。
それから八寸は9種類の酒のつまみ的なものがちょこちょこ。ホタテのぬたが美味。
焼物は照り焼きっぽい下味のついたサクラマスにメレンゲと酒粕とあと桜の花の塩漬けだろうかをのせてオーブンで焼いた、春らしい一品。
煮物は山芋、水菜だったか?青菜と、油揚げ、パプリカ、身欠きニシンの炊き合わせ。
締めはハマグリをつかった飯蒸し。飯蒸し大好き。
デザートは和風のティラミス(ココアのかわりに抹茶で。チーズは使っていないのでさっぱり)をチョイス。
最後は桜餅と御抹茶。梅酒のソーダ割を1杯頼んで、〆て11,500円くらいだったか。
「食欲ない」と言っていたのはなんだったのかっていうくらいペロリとたいらげた。
上巳の節句らしさをちりばめた季節感あふれるコースだった。
味だけではなく、器と盛り付けで目も喜び、和食の文化と大将の蘊蓄(笑)で脳も喜ぶ。新しい発見や新しい知識を得ることは、何にも勝る喜びの一つだ。

ただ今年のボーナスは20万ちょいしか出なかったから(半期ではない、1年のボーナスである)、今年は節約するぞと決めた矢先(一昨日決意したのである)にこんな豪遊をしていていいのだろうかと不安になったけれども、私の、このむなしく、さびしく、失意に満ちた灰色の人生においては、気分をあげることにお金を使って楽しく生きた方が鬱病の予防にもなるのだからいいんだと思い直した。立ち直り早ッ。

「もっと喜び楽しむことを学ぶこと、それこそ他人を苦しめたり、苦しめようと考えたりすることを忘れさせる最善の方法である」(『ツァラトゥストラかく語りき』)
ニーチェの言葉のこの「他人」にはおそらく自分自身も入るのではないか。
喜びや楽しみを学ばずにいれば、それは他人だけではなく、自分自身のことも苦しめるのである。