20190915 <<前日 | 翌日>>

起床時刻: 04時12分[いま起きた]ボタンで記録されました。

今日の気分(本文)

くたびれ。
でも、ふっかつ。

★柳沼『ギリシア・ローマ名言集』ローマ篇(103/211)

adeo maxima quaeque ambigua sunt,
dum
 alii quoque modo audita pro compertis habent,
 ある者らが、ただの伝聞を確認した事柄だと見なしたり、
 alii vera in contrarium vertunt,
 ある者らが、真実を反対側に向きを変えさせたり、
するならば、各々の事柄はまったく最も不確かである。
et gliscit utrumque posteritate.
こういう事態が時とともに増大している。
 (タキトゥス『年代記』第三巻19)

二千年後の社会を予見していたかのような名言である。

adeo 副詞「まったく」。
maxima 形容詞magnus「大きい」の最上級中性複数主格。
quaeque 不定代名詞「各々」の中性複数主格。
ambigua 形容詞ambiguus「不定の」の中性複数主格。
sunt 動詞sum「〜である|〜がある」の三人称複数現在。

dum 接続詞「〜する間に|もし〜ならば」。
alii 形容詞alius「ある他のもの」の男性複数主格。
quoque 不定代名詞「各々」の単数奪格。
modo 副詞「ただ」。
audita 動詞audio「聞く」の完了分詞中性複数対格。
pro 前置詞、奪格を従えて「〜の前に|〜のために|〜の代わりに」。
compertis 動詞comperio「確かに知る」の完了分詞複数奪格。
habent 動詞habeo「保つ|知る」の三人称複数現在。

vera 形容詞verus「真実の」の中性複数対格。
in 前置詞、対格を従えて「〜の中へ|〜の方へ」。
contrarium 形容詞contrarius「反対側の」の複数中性対格。
vertunt 動詞verto「向きを変える|向かわせる」の三人称複数現在。

et 接続詞「そして」。
gliscit 動詞glisco「増大する」の三人称単数現在。
utrum 副詞「〜かまたは」。
que 接続詞「また」。
posteritate 女性名詞posteritas「未来|将来」の単数奪格。
 柳沼先生本に引用されている国原訳では、この文節をdumの中に入れて、「伝聞で知ったことにしたり、真実をねじ曲げたりすることが、時とともに増大するならば」としているけど、gliscitが三人称単数の形なので、私はdumの外にあるとして訳してみた。前後の文脈があれば国原訳が正しいんだろうけど。

コメント

michi0401 michi0401 2019/09/15 04:58

へー、かっぱさんの勝ち!

コメントする

名前: