20201005(月) <<前日 | 翌日>>

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今日の気分(本文)

涼しい日、すっかり秋空。少し雨降り。

あいかわらず、いろいろ考えている。

胡歌は優秀な演技者で、冷静に内面を見定める、役柄の把握は的確
古装の表現に卓越していて、絶大な支持を得ているが、
現代劇で必ずしも成功していないのを気にしていた。

現代劇が似合わないわけではない。
多分、古装の人間の深淵が、より以上に人の心を引きこむのだ。

古装の非日常が、極限状況を創生しやすく、
英雄の気概と、運命に翻弄される人の変転する感情の揺曳を描きだす。
高貴と艶麗、自由への憧れと飛翔、瀟洒、
そうした美を表出するのに、胡歌は、とても良く似合っている。

でも、大同小異、類型に陥りやすい・・と、胡歌は言っていた。

ごく普通の人間の、普通に揺れ動く感情の推移を
魅力的に、共感をもって描きだすのは、意外にむずかしいのだろう。

「仙剣奇侠伝」を始めとする仙境テイストの数々の古装がフランチャイズで、
「琅琊榜」は、精彩さと多彩さで群を抜いていたが、仙境類型の先にあり、
胡歌・古装の頂点に至ったものなのだと思う。

2015年。
胡歌にとって、自分自身の問題も含め、(2006年_車禍の件)
「琅琊榜」が画期的な作品だったのはまぎれもないことだけれども、
でも、大成功の余波を受けて、胡歌は、逃げた。

賞賛の嵐はやまず、その優雅さが、多分、
それ以後もずっと続いている高級ブランド代言の基盤になっているのだろう。
曰く、シャネル、アルマーニ、ピアジェ、キャデラック・・等々の。

だから、もう何年も逃げ続けていたのに、
胡歌は、ずっと、スーパースターで、輝き続ける失墜しない星のままだった。

2020年_日本、中国国内では_2019年
「南方車站的聚會 (鵞鳥湖の夜)」・・ この映画が、胡歌を捕捉した。
著名な監督だが、アート系でマイナー、
メジャーの極点にいる胡歌とは正反対の立位置で、役柄もマイナーの極点。
そりゃ、迷うし、焦ります。

肌を焼き、食事、睡眠を削って痩身、運動を続け、言葉を習得する。
底辺で犯罪に手を染め、追いつめられる人間の心理を、
撃たれて崖下泥水に転落し雨中這い上がるシーンで心身ともに限界に達し、
初めて理解したと言っていた。
何かとボロボロで散々な役柄だが、彼は全身全霊あげて取り組んでいく。

唯一無二、自分の安全地帯のようなもの・・とは、監督の言。
花絮(メイキング)では、あいかわらずの“開心果”らしい胡歌が見える。

彼は天真爛漫、無邪気にして無垢。好奇心の塊 ・・だったと桂綸鎂が言う。
女性はしたたかで強い。
良いカップルに見えたのだけど、やっぱり無理かな。

^^