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今日の気分(本文)

「獣医学部の話、牛の診療の話」



なにやら世間で話題になっているようで。
少しだけ真面目に書いてみようかなと。



獣医は、大動物と小動物の2つに分けることができる。

大動物→牛、豚、鶏+(馬、動物園・水族館にいる諸々)
小動物→犬、猫+(うさぎ、ハムスター、マウス、フェレット、小鳥、爬虫類など)

あと、魚(主に養殖用)の病気も担当範囲ではあるんだけど・・・
魚は動物なのか?という話もある(汗)



で、
四国で「大動物」の獣医が足りないって話はあるんだけど。

獣医学部に入る学生の多くは、犬・猫など「小動物」の診療を希望すると思う。
もちろん学年が上がるにつれて、大動物に興味を持ち始める学生もいるけど、それは少数派で。

最終的に、国家試験が終わった後に大動物診療の道へと進む学生は、そう多くない可能性がある。


でも。
大動物の診療はあまり人気ないんだけど、迫力があるというかダイナミックな雰囲気を味わえるよ、と。



獣医希望の中学・高校生のために、少しだけ書いてみよう。



例えば牛の診療の場合、
1年目には「妊娠しているかを判定」することになる。


当たり前の話かもしれないけど、牛は種付けをしても「1発」で妊娠するわけではない。
100発100中だったら凄いわな(笑)
実際は、2,3発で1中という感じである。(この確率でも人間と比べるとスゲー)


牛の妊娠の判定は、人間と同じように超音波(エコー)でやることもできるけど、
基本は触診で判断する。


では、手順にいってみよー。


1.直腸(肛門)に腕を突っ込む
まず牛の直腸にズボッと腕を突っ込む。
牛にとっては、「何者だ!?」という気持ちであろう。大変申し訳ない(滝汗)
華奢な女の子だと、腕が短いので肩あたりまで直腸に入ることになるかな。

で、グオォ〜っ、ドバドバ〜と糞をかき出す。
重さ数十キロ分の糞が出てくる光景は圧巻だ。


2.子宮を触る
で、糞をかきだしたら、次に手探りで子宮を見つける。
子宮の感触は・・・柔らかいというか、弾力があるというか、ボヨヨ〜ン的な感触。
巨大なコンニャク(巨大な舌の方が近いかな)を上から触るような感じというか。


3.子宮から辿って、卵巣を探す
子宮には角の形を2本の管(子宮角)で別の器官につながっていて。
この角の先には卵巣があるのだ。
なので、角を辿って卵巣を探り当てるのだが・・・・

手探りで辿っていくと、子宮角が途中で消えるのだ。
消えるというより、子宮角が曲がっているので触知できなくなるというか。
私はここで何度も見失い、わからーーーーーんぞー!となった(笑)


4.卵巣を触りながら、形・大きさ・硬さなどを調べる
卵巣を手探りで触知できたら、全体を触ってチェックしていく。
卵巣は、うずら卵を2倍の大きさにした感じで。
凸凹してて、突起もついてること多し。
この卵巣の触診で、妊娠しているかを判定できる。
(あと卵巣の病気の診断もできる)


以上1〜4の手順で、妊娠に成功したら失敗したかを判定することになる。


で、何が言いたいかというと・・・

牛はとにかくインパクトが強く、印象に残る!
図体もデカイし、臓器もデカイ。

のくせに、走るとめちゃくちゃ速い(汗)

とにかく牛は良い奴なんだ。
好奇心旺盛なので、地面に人間が寝っ転がっていると近寄ってくる。
けど寝ている人間がムクッと起き上がると、牛は慌てて逃げていく(笑)


で、結局ここで言いたかったことは。
牛の診療もなかなか魅力的だよー、ということなんだ。


読んでくれてありがとう。

コメント

takahana0128 takahana0128 2017/11/11 09:04

ゼロマスターさん、はじめまして。
とても興味深く読ませていただきました。
ニュースで獣医学部の話を聞いてもピンときていませんでした。
ゼロマスターさんのお話で少しイメージがつくようになりました。
ありがとうございます。

zeromaster99 zeromaster99 2017/11/12 06:44

はじめまして、いつもtakahanaさんの日記読んでますよ。
ビックリしました。

コメントありがとうございます。
ニュースの件は詳しくないのですが、獣医については面白い話があるのでまた書きたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

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